連絡先

連絡先 アプリケーションは全てのOdooデータベースにインストールされています。連絡先はOdooを通じて取引する顧客のために作成されます。連絡先は重要なビジネス情報のリポジトリであり、コミュニケーションや取引を円滑にします。

連絡先フォーム

新しい連絡先を作成するには、 連絡先アプリ に移動し、 作成 をクリックします。様々な連絡先情報を追加できる新しいフォームが表示されます。

連絡先タイプ

Odooでは 個人会社、両方の連絡先を登録することができます。追加する連絡先のタイプに応じて 個人 または 会社 を選択して下さい。

名前

個人 または 会社 の名前を記入します。この名前はデータベース全体に表示されます。このフィールドは 必須 です。

ちなみに

個人 連絡先に 会社 連絡先をリンクさせることができます。 個人 を選択すると、名前フィールドの下に新しい 会社名... フィールドが表示されます。

住所

次に 会社 または 個人住所 を入力します。

ちなみに

個人`オプションが選択された場合、*住所の種類* をドロップダウンメニューから選択することができます。このドロップダウンメニューのオプションは以下の通りです: guilabel:`連絡先請求先住所配送先住所その他の住所プライベートな住所 などがあります。

追加フィールド

その他の詳細は、初期フォームに記載されています。以下の項目があります:

  • 登録番号: 税登録番号

  • 国民ID: 国民または政府ID番号( 個人 でのみ使用可能)

  • 職位: :guilabel:`個人`の職位をリストアップします ( :guilabel:`個人`でのみ利用可能)。

  • 電話: 電話番号のリスト(国番号付き)。保存されたフォームのフィールドにカーソルを合わせ、必要なオプションをクリックすることで、電話をかけたり、SMSやWhatsAppメッセージを送信することができます。

  • 携帯番号: 携帯電話番号のリスト(国番号付き)。保存されたフォームのフィールドにカーソルを合わせ、希望のオプションをクリックすることで、電話をかけたり、SMSやWhatsAppメッセージを送信することができます。

  • Eメール: ドメインとEメールアドレスを入力します。

  • Website: enter the full website address, starting with http or https.

  • タイトル: Doctor, Madam, Miss, Mister, Professor から選択するか、このフィールドから直接新しいものを作成します。

  • タグ: あらかじめ設定されているタグを入力するには、フィールドに入力するか、ドロップダウンメニューをクリックして選択します。新しいタグを作成するには、フィールドに新しいタグを入力し、ドロップダウンメニューから 作成 をクリックします。

連絡先と住所タブ

連絡先フォームの下部にはいくつかのタブがあります。連絡先と住所 タブでは、会社 に関連する連絡先と関連する住所を追加することができます。例えば、会社の特定の連絡先をここに記載することができます。

複数の住所を 個人会社 の連絡先に追加することができます。これを行うには、 連絡先と住所 タブの 追加 をクリックします。そうすると 連絡先を作成 ポップアップフォームが表示され、住所を追加設定することができます。

連絡先フォームに連絡先/住所を追加します。

連絡先を作成 ポップアップフォームで、まず上部にあるデフォルトの 他のアドレス フィールドをクリックして、住所関連のドロップダウンメニューを表示します。

以下のオプションから選択して下さい:

  • 連絡先: 既存の連絡先フォームに他の連絡先を追加します。

  • 請求先住所: 既存の連絡先フォームに特定の請求先住所を追加します。

  • 配送先住所: 既存の連絡先フォームに特定の配送先住所を追加します。

  • 他のアドレス: 既存の連絡先フォームに代わりの住所を追加します。

  • 個人アドレス: 既存のコンタクトフォームにプライベートアドレスを追加します。

連絡先フォームに新しい連絡先/アドレスを作成します。

オプションを選択したら、指定した住所タイプに使用する連絡先情報を入力します。

連絡先名住所Eメール電話番号 および/または 携帯電話番号 を以下に追加して下さい。

連絡先 アドレスタイプが選択されている場合に表示される 職位 を設定します。これは 個人 連絡先に似ています。

メモを追加するには、 :guilabel:`メモ`の隣にあるテキストフィールドをクリックし、顧客や連絡先に該当する内容を記入して下さい。

そして 保存して閉じる をクリックしてアドレスを保存し、 連絡先を作成 ウィンドウを閉じます。または 保存して新規 をクリックしてアドレスを保存し、すぐに別の住所を入力します。

販売と購買タブ

次に、販売と購買 タブです。これは、販売購買または POS アプリケーションがインストールされている場合にのみ表示されます。

販売と購買 タブで 会計ポジション を設定することができます。ドロップダウンメニューから 会計ポジション を選択します。

販売セクション

販売 ヘッダーの下にある特定の 販売担当者 を連絡先に割当てます。そのためには、 販売担当者 ドロップダウンフィールドをクリックし、選択します。ユーザの名前を入力し、適切な選択をして、新しい 販売担当者 を作成します。

必要に応じて、特定の 支払条件 や特定の 価格表 を設定することもできます。 支払条件 の隣にあるドロップダウンメニューをクリックし、あらかじめ選択されている 支払条件 のいずれかに変更するか、または 新規作成 します。 価格表 ドロップダウンメニューを選択し、適切な 価格表 を選択します。

配送方法 フィールドをクリックして、ドロップダウンメニューからオプションを選択します。

POSセクション

POS の下に、連絡先を特定するために使用できる バーコード を入力します。 ロイヤリティポイント フィールドを使用して、ユーザが ロイヤリティポイント の一部として獲得したポイントを追跡します。

購買セクション

ここで 支払条件, 1099ボックス 情報、希望する 支払方法 を指定します。 入荷リマインダ もここで設定できます。

その他セクション

その他 見出しの下にある 参照 フィールドを使用して、この連絡先の追加情報を追加します。この連絡先が複数企業データベース内の1つの企業に対してのみアクセス可能である場合は、 会社 フィールドのドロップダウンリストで選択します。 ウェブサイト ドロップダウンメニューを使用して、この連絡先の公開を1つのウェブサイトに制限します(複数のウェブサイトを持つデータベースで作業する場合)。1つ以上の ウェブサイトタグ を選択して、/customers ウェブサイトページで公開済顧客をフィルタリングします。この連絡先の インダストリー をドロップダウンメニューから選択します。 SLAポリシー フィールドを使用して、この連絡先に ヘルプデスク SLAポリシーを割当てます。

会計タブ

会計 タブは、会計 アプリケーションがインストールされると表示されます。ここでユーザは関連する 銀行口座 を追加したり、デフォルトの 会計仕訳 を設定することができます。

その他 見出しの下にある、 LEI フィールドに必要であれば法人識別子を入力して下さい。

内部メモタブ

会計 タブに続く 内部ノート タブでは、上記の連絡先フォームと同様に、この連絡先フォームにメモを残すことができます。

取引先割当タブ

次に 取引先割当 タブです。デフォルトでは ジオロケーション セクションがあり、 パートナー有効化パートナーレビュー 設定などの取引先オプションがあります。これらは リセラー モジュールがインストールされている場合 のみ 存在します。

参考

取引先のウェブサイトへの掲載については リセラードキュメンテーション を参照して下さい。

会員資格タブ

最後に、連絡先フォームの 会員資格 タブがあり、ユーザはこの特定の連絡先に提供されている会員資格を管理することができます。このタブは 会員 アプリケーションがインストールされている場合に のみ 表示されます。

会員資格を有効化

連絡先の会員資格を有効化するには、連絡先フォームの 会員資格 タブにある 会員資格を購入 をクリックします。表示されたポップアップウィンドウで、ドロップダウンメニューから 会員資格 を選択します。次に 会員価格 を設定します。両方のフィールドが埋まったら 顧客請求書 をクリックします。

また、無料会員資格を提供するには、連絡先フォームの 会員資格 タブの 無料会員 チェックボックスにチェックを入れて下さい。

参考

ウェブサイトに会員を公開する方法については 会員ドキュメンテーション を参照して下さい。

スマートボタン

連絡先フォームの上部には、スマートボタン と呼ばれる追加オプションがあります。

ここでOdooは、他のアプリで作成されたこの連絡先に関連する様々なレコードを表示します。Odooはあらゆるアプリの情報を統合しているので、多くのスマートボタンがあります。

Example

例えば、 案件 スマートボタンがあり、CRM アプリからこの顧客に関連する全ての案件にアクセスできます。

ちなみに

対応するアプリケーションがインストールされている場合、関連するスマートボタンが連絡先フォームに自動的に表示されます。

ユーザは ミーティング, 販売, POSオーダ, サブスクリプション, プロジェクトの タスク を見ることができ、さらに スマートボタンをクリックするとドロップダウンメニューから追加オプションを見ることができます。ユーザは、この連絡先に連動している 購買ヘルプデスク`タスク、 配送の :guilabel:`納期遵守率請求書 情報、 仕入先請求書取引先元帳 に素早くアクセスすることができます。

この連絡先について、未処理のもの/記録済のものがある場合、配送、ドキュメント、ロイヤリティカードカード、口座引落 もまた、このようにスマートボタンにリンクされます。

連絡先が取引先の場合、ユーザは ウェブサイトへ スマートボタンをクリックすることで、Odooが構築したウェブサイトの取引先ページにアクセスすることができます。

連絡先をアーカイブする

ユーザがこの連絡先をもう有効としないと判断した場合、レコードをアーカイブすることができます。これを行うには、連絡先フォームの上部にある アクション メニューから アーカイブ をクリックします。

その結果表示される 確認 ポップアップウィンドウから OK をクリックします。

この連絡先が正常にアーカイブされた場合、上部にバナーが表示されているように、メインの連絡先ページには表示されませんが、 アーカイブ済 フィルタで検索することができます。

ちなみに

ユーザが再び連絡を取りたいと思った場合、連絡先のアーカイブを解除することができます。そのためには、アーカイブされた連絡先フォームの上部にある アクション メニューをもう一度クリックし、 アーカイブ解除 をクリックします。そうすると アーカイブ済 バナーが削除され、連絡先が復活します。